銀行員はお嫌いですか

緩く、弛く、ゆるく

モンブラン「マイスターシュテック146」という最高の万年筆

f:id:naoto0211:20200823114403j:plain

在宅勤務が始まってから使用を復活していた万年筆ですが、私にとってのベストはモンブランのマイスターシュテック146です。

一回り大きいマイスターシュテック149も書き味は良いのですが、私には重いのです。どういう訳か(歳だとは認めたくないだけですが)、重いペンを持って書くと疲れるようになってしまいました。

万年筆は筆圧をかけなくても、ヌラヌラ、サラサラと書けるので楽なのですが、それでもマイスターシュテック149は重いのです。

一方で、マイスターシュテック146は軽く使いやすいように思います。

149の重さは約33gに対して、現行品の146は約26gです。

そして、私が使っているのは’70~80年代の古いものです。

この時代の146は、ピストンの構造がプラスチックになっていたりして、安い作りと言われているようですが、私からすると「軽量化」になります。

以下は現行品の146です。

現行品の146は重量が約26gですが、’70~80年代の146は約23gです。この3gの差も侮れません。
149と比較して、’70~80年代の146は約10gも重さが違うのです。
この10gの差が、長時間筆記する際に差となって表れます。やはり軽いペンが良いのです。
尚、上でご紹介した146の現行品は、ペン先がバイカラー(金と銀が使われているおしゃれな感じ)であるのに対して、私の使っているのは金一色です。どう考えても現行品の方が格好良いし、値段も高そうです。
それでも書き味では、’70~80年代の146の方が、ペン先が柔らかく私には感じられ、非常に筆記しやすいと感じます。
モンブランのマイスターシュテック146を使いたいという方は、新品はほとんど見つからないでしょうから中古品になってしまいますが、’70~80年代の146を使ってみてはいかがでしょうか。当たりの良いモノが手に入れば、最高の筆記体験ができると思います。(ちなみに私は、昔、インクがどうしてもかすれて出ない146を手に入れてしまったりして、苦労した経験はあります)