半沢直樹で万年筆が重要な役割を果たしており、非常に気になっております。
半沢直樹というテレビドラマは、昔の辛かった金融庁検査等を思い出すので、あまり観たいとは当初思わなかったのですが、結局観てしまっています。
第2話だったでしょうか、IT社長宛に証券会社のプロパー社員が封筒を渡し、その封筒の宛名が滲んでいるのを見て、IT社長が封筒を開けると言うシーンがありました。
この「宛名が滲んでいる」というところを見て、万年筆の面白さを改めて思い出しました。
万年筆のインクは、水性です。
耐水性はかなり低く、一度筆記したノートを水に濡らしてしまうと、文字は見えなくなってしまうものが多いと思います。
顔料インクの方は少しは耐水性があると思いますが、一般的には万年筆のインクは染料水性インクです。簡単言えば、水に色を付けたものです。
私が最も良く使うWatermanのブルーブラックは特に耐水性に欠けるように思います。
水で滲んだりするのも万年筆のインクの味です。
水で溶けてくれないと、万年筆の構造上、インク詰まりを起こすことになるでしょうし、手入れが本当に難しいと思います。
そんなことを思いながら、半沢直樹を観ております。
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