前回の記事では日本における万年筆の輸出入について確認しました。
そして、日本の万年筆(および製図ペン)の輸出と輸入の一本当たりの単価の違いがあること、但し、漢字やひらがなを書くには日本の万年筆が適していることを記載しました。
そこで、気になったのは、日本の万年筆(と製図ペン)は、どこに輸出され、どこから輸入しているかです。
これも日本筆記具工業会が統計データを公表していました。
まず、輸出先です。
日本の万年筆は、漢字を使用する国(当たり前ですが)である中国が主要な輸出先です。全体の約45%程度が中国向けということになります。
やはり、漢字に向いている書き心地ということなのでしょうか。
では、国別の輸入先はどのようになっているでしょうか。
やはり、ドイツが圧勝です。
モンブラン、ペリカンといった有名万年筆メーカーを抱える欧州の工業国からの輸入が突出していることが分かります。
ドイツからの輸入割合(金額ベース)は63%です。
やはりドイツ強しですね。
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