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ライフネット生命の契約大幅増に見るネット生保躍進の可能性

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ライフネット生命の契約が2020年4月に大幅に増加しました。

同社の2020年4月単月の新契約業績は過去最高を更新し、新契約の年換算保険料は 456 百万円(前年同月比+87%)、新契約件数は11,078 件(前年同月比+98%)となりました。

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(出所 ライフネット生命保険「2020年4月の業績速報」) 

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(出所 ライフネット生命保険「2019年度 決算説明資料」)

上表のように2020年4月単月の新契約の年間換算保険料が+38%となっています。

外出自粛の影響によって既存生命保険会社の対面営業が大きな制約を受ける中で、積極的な広告宣伝の効果で業績を伸ばしたのではないかとされています。

新型コロナウィルス感染症拡大、緊急事態宣言を受け、多くの個人が生命の危機を感じ

(もしくは生命が儚いと再認識し)、保険契約という行動に出たのでしょう。

これはネットで完結するネット生命保険の面目躍如だったと思われます。

私としては、この動きが、単に「生命保険に入っていない個人の新規保険契約」なのだと現時点では考えています。

しかし、これからはコロナ禍における固定費削減としての生命保険見直しも出てくるものと認識しています。

そういう中でライフネット生命にとっては、更に業容を拡大するチャンスなのではないでしょうか。

対面営業の生保、証券、もちろん銀行とも、苦戦は続きそうです。