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ホテルREIT「インヴィンシブル」の分配金が98%減となる見通し

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REITインヴィンシブル投資法人が分配金を98%減とすると発表しました。

インヴィンシブル、分配金98%減 ホテル需要減で

2020/5/11 日経新聞

不動産投資信託REIT)のインヴィンシブル投資法人は11日、2020年6月期の1口あたり分配金(株式の配当に相当)が19年12月期に比べて1695円(98%)少ない30円になる見通しだと発表した。従来は未定としていた。新型コロナウイルスの影響で保有ホテル稼働率が急落し、賃料収入が大幅に減る。20年12月期の分配金予想は引き続き未定とした。
インヴィンシブルは米投資ファンドフォートレス・インベストメント・グループを設立母体とするREITで、主にホテルと賃貸住宅を保有する。主要テナントであるホテル運営会社、マイステイズ・ホテル・マネジメントから一時的な賃料免除などの要請を受けたため、賃貸契約の見直しに応じたという。

要は、保有するホテルの稼働率が急落し、賃料収入が減少したということになります。

インヴィンシブルREITは全体の84%がホテルからの賃料収益で、固定賃料はその半分を占めるはずでした。

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(出所 インヴィンシブル投資法人2019年12月期決算説明資料)

しかし、主要テナントから一時的な賃料免除などの要請を受けたため、賃貸契約の見直しに応じたとしています。

プレスリリースの内容を読む限りは、テナントであるホテル運営会社の倒産を避けるために賃料を減免したことが分かります。

これが現在、一部のホテル所有者に起きていることです。

そして、商業ビルでもあり得る事象でもあります。

コロナの怖さというのは、このあたりにあります。

立地が良い物件だったら、今のテナントを追い出しても、他が入るでしょう。しかし、立地が微妙な物件だったら、今のテナントを追い出すと後継テナントが見つからないリスクがあるのです。

また、テナントに財務余力があれば、このような事態には簡単にならなかったでしょう。

不動産というのはやはり立地が重要であること、そしてテナントの信用力が重要であることを再認識するニュースでもありました。 

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