銀行員はお嫌いですか

緩く、弛く、ゆるく

ロボが人の仕事を「人間的なものにしてくれる」と良いなと期待する

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MUFGが2023年度に8,000人減を削減すると報道されています。

今まで6,000人の削減だった予定を上乗せしたことになります。

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この要因は、デジタル技術の活用で業務量を削減する計画だったものを、AI(人工知能)の導入加速により更に業務量の削減が見えてきたということのようです。

私は、この動き自体には何ら違和感はありませんが、デジタル技術による業務量削減は、まだまだ道半ばのように感じています。実用化にはもう少し時間がかかるでしょう。

但し、定型的な業務はいつかRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション、robotic process automation)に置き換わっていくでしょう。それは避けられないことであり、そして歓迎されることでしょう。

人間は間違いを犯す生き物ですが、銀行の業務は間違いが許されません。そのため、人が間違わないようにダブルチェック・トリプルチェック等が行われています。これは、人件費というコストの増加要因です。

しかし、重ねて言いますが人間は間違いを犯す生き物です。銀行が求めているのは「非人間的」な仕事であり、アウトプットです。

この非人間的な、楽しくない業務を、RPAというロボがやってくれるならば、それは人間にとって良いことでしょう(雇用が減らなければという限定付きかもしれませんが)。そして人間は、より前向きな、感性的な仕事に集中するのです。

ここで留意すべきなのは、定型的な業務が減ったとしても、業務量の全体が減少するかは分からないということです。

仕事を作るのは人でしかありません。上位下達の組織では、人が暇になると、新たな仕事を上司が生み出そうとするでしょう。

マネジメントの役割は「やらなくて良い仕事を決めること」ではないかと私は思っています。(特に生産性が低いと言われる日本においては、です)